News Release

カーライル投資先のウイングアーク1st、東京証券取引所第一部への上場に関するお知らせ

2021-003JP

 

  2021年3月16日

報道関係各位

カーライル・ジャパン・エルエルシー

 

カーライル投資先のウイングアーク1st、東京証券取引所第一部への上場に関するお知らせ

カーライル・ジャパンの投資案件で8件目となるIPOエグジット

 

世界有数の投資会社である米カーライル・グループ(本社:米国ワシントンD.C.、日本代表:山田和広、以下「カーライル」)は、投資先で帳票システムおよび企業情報処理(Business Intelligence、以下:BI)システム等の開発・販売を行うウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:田中潤、以下「ウイングアーク1st」)が、本日、東京証券取引所第一部に株式公開し、上場しましたことをお知らせいたします。ウイングアーク1st の東京証券取引所への上場に際して、カーライルは、保有するウイングアーク1st株式の全株(オーバーアロットメントオプションが完全に行使されたと仮定、発行済み株式数の約40%相当)を売却いたしました。

ウイングアーク1stは、企業の情報処理および情報活用を支援する、帳票システムソフトウェア「SVF」、BI ソフトウェアの「Dr. Sum」「MotionBoard」等の販売、導入支援、保守サービスを提供しています。これら主力製品は、日本市場でトップシェアを有しており、その高い技術力と独創性のある製品は、企業における業務処理、情報分析のシーンにおいて、ユーザーから高い評価を得ています。

カーライルは、2016年4月にウイングアーク1stの全株式を取得後に筆頭株主となり、業界に関する深い知見やグローバル・リソースを活かし、経営陣との緊密な連携のもと、ウイングアーク1stの企業価値を最大化するため、経営体制・ガバナンス強化、事業売却や新たな事業への投資・買収を通じた「選択と集中」の推進、特にBIソフトウェアの成長実現に向けた積極的な成長投資の実行、当社の将来的な成長に資する資本パートナーとの資本業務提携の推進など、ウイングアーク1stの成長戦略の策定および実行支援を行ってまいりました。そしてこれまで進めてきた事業基盤強化や事業拡大の着実な成果を踏まえ、ウイングアーク1stが次の成長ステージへと進むべく、今回の上場を決定するにいたりました。

ウイングアーク1stの代表取締役社長兼CEOの田中潤氏は、「カーライルには、これまでの5年間、継続してウイングアーク1stの企業価値向上および成長に向け多大なご尽力をいただきました。当社は、データで人に力を与え、価値を生み出し、お客様、そして社会の課題を解決するテクノロジーを開発する、『The Data Empowerment Company』であり続けることを目指しています。このミッションを継続的に達成し、『Empower Data, Innovate the Business, Shape the Future. 情報に価値を、企業に変革を、社会に未来を。』というビジョンを実現するため、この度の上場を新たなスタートとして、従業員一同、上場企業としての社会的責任を自覚し、株主の皆様のご期待に沿えるよう、努力して参る所存でございます。また、今後もソリューションの拡充やクラウドビジネスの伸長を加速し、お客様へのさらなる価値提供を通じて、社会課題の解決に向けて挑戦を続けてまいります」とコメントしました。

カーライル・ジャパンの山田和広代表は、「カーライルは、過去5年間に亘りウイングアーク1stの経営陣と従業員の皆さま一丸となって、ウイングアーク1stの潜在的価値の最大化、並びに成長の実現に努めてまいりました。新型コロナウイルス拡大の影響もありデジタル化がより加速する中、データの価値を最大化し、ビジネスにイノベーションを起こすソリューションを提供するウイングアーク1stは、日本の帳票システムおよびBI ソフトウェア領域において確固たるポジションを維持してきました。ウイングアーク1st の上場にあたり、経営陣、従業員の皆様に改めて敬意と感謝の意を表するとともに、ウイングアーク1st の益々のご発展をご祈念しております」とコメントしました。

カーライルは、2000年の日本進出以来、21年間で27 件の投資を実行し、日本企業の海外展開、事業効率の改善、経営インフラ強化などを多く支援して参りました。 これまで17件のエグジットのうち、7件はIPOを実現しており、この度のウイングアーク1stの上場が8件目となります。カーライルは、企業価値を高めた上でIPOを目指す企業にとって、格好のパートナーであると自負しております。

またカーライル・ジャパンのバイアウト・ファンドは、シンプレクスやブロードリーフなど、テクノロジーセクターにおいて強固な投資実績を有しています。カーライル・グループ全体としては、2020年12月末時点で、グローバルのテクノロジーセクターで約250件、総額240億ドル以上のエクイティ投資実績を有しています。昨年、投資先企業であるズームインフォが実施したIPOは、当時、ソフトウェア企業としては過去10年間で最大の新規株式公開でした。

*本リリースは、記録のために作成されたものであり、日本および米国を含むその他の法域において証券の勧誘を行うものではありません。米国においては、証券の登録がなされていない場合、または登録からの適用除外が認められていない場合には、証券の募集または販売を行うことはできません。本IPOに関連して、米国における証券の登録は行われておりません。

 

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カーライル・グループについて
カーライル・グループ(CG:NASDAQ)は、深い業界知識を有し、グローバルに展開する投資会社で、「グローバル・プライベート・エクイティ」「グローバル・クレジット」「インベストメント・ソリューションズ」の 3 つの分野で投資活動を展開しています。カーライルの目的は、関連する投資家、ポートフォリオ企業、社会の為に投資を行い、価値を創造することであり、2020 年 12月末時点の運用資産は総額で 2,450 億ドルにのぼります。現在世界 5大陸の 29拠点に1,800 名以上の社員を擁しています。カーライルは、グローバルに展開する投資会社の中で唯一、日本に特化した円建てのバイアウト・ファンドを運用しており、これまでにカーライル・ジャパン・パートナーズより国内で 27件の投資を実行しています。また、日本企業の海外展開、事業効率の改善、経営インフラの強化等を支援してきた実績を有します。
詳しくは、www.carlyle.com をご覧ください。

 

ウイングアーク1stについて
ウイングアーク1stは、ひとのパフォーマンスを最大化する「Data Empowerment」を理念に掲げ、企業のデータ活用を支えるソフトウェアやサービスを提供しています。帳票ツール、データの集計・分析・可視化ツール、それぞれの市場において日本国内のシェアNo.1※の実績を有し、各業種のデジタル化に応えるソリューションを提供しています。
詳しくは、https://www.wingarc.com/をご覧ください。

※株式会社ミック経済研究所「帳票設計・運用製品の競合調査2020年度版」(帳票運用製品ベンダー別出荷金額推移)および株式会社アイ・ティ・アール「ITR MARKET VIEW:DBMS/BI市場2018」データ分析/レポーティング市場:ベンダー別売上金額推移およびシェア(2016年度)

 

【本件に関するお問い合わせ先】
Kekst CNC 大谷 みな子、斎藤 愛、岸本 麻里花、田辺 圭弥
電話番号:03-5156-0190 / 03-5156-0189 / 03-5156-0273 / 03-5156-0102
Email:carlyle@kekstcnc.com